AWS接続サービスの導入のポイントについて

お客様の用途に応じて、AWSとの接続構成やAWS接続サービス導入時のポイントは多岐にわたります。当社では、導入アドバイザーによる詳細なヒアリングを通じてお客様に最適な接続構成をご提案してまいりますので、閉域網(AWS Direct Connect)またはハードウェアVPN(VPN Gateway)によるAWS接続サービスの導入をご検討の際はお気軽にお問い合わせください。

本ページでは、さまざまな接続構成が実現可能であり、導入時に詳細な検討が必要となる閉域網(AWS Direct Connect)による接続サービスの導入のポイントについてご紹介します。

閉域網(AWS Direct Connect)による接続サービスの導入のポイント

 

①接続用プロトコル

AWS Direct Connectを用いてお客様ネットワークとAWSとの接続を行うためには、ボーダーゲートウェイプロトコル(BGP)を使用します。お客様にて、BGPプロトコルに対応したルータをご用意いただく必要があります(当社よりご提供することも可能です)。
AWS Direct Connectでは、仮想インターフェースを作成するためにAS番号(ASN)が必要となります。プライベートASN(64512~65534の範囲内)またはお客様が所有するパブリックASNを使用することができます。

 

②論理接続の方式

AWS Direct Connectでは、各仮想インターフェースのトラフィックを分離するためにタグVLAN(802.1Q VLAN)を使用します。

 

③接続先・接続元

日本国内におけるAWS Direct Connectの接続先は東京リージョンとなり、接続ポイントは東京・大阪の2箇所となります。お客様にて、お客様拠点と東京リージョンとの間の接続回線をご用意いただく必要があります(当社AWS接続サービスで、東京・大阪どちらの接続ポイントにも、この接続回線をご提供可能です)。
接続元のお客様ネットワークは、オフィス、データセンター、コロケーション環境など、特に限定されません。

 

④AWS Direct Connectポート・回線

AWS Direct Connectの接続インターフェースでは、イーサネットトランスポートを使用したシングルモードファイバの1000BASE-LX(1Gbps)または10GBASE-LR(10Gbps)のポートをサポートしています。また接続速度については、50Mbps、100Mbps、200Mbps、300Mbps、400Mbps、500Mbpsの中間帯域もサポートしています。
なお、AWS Direct Connectでは、接続ポート費用、データ転送料(ハードウェアVPNやインターネットによる接続と比べ安価)などの費用が別途必要となります(AWSからお客様に課金されます)。当社では、接続ポート費用や接続ロケーションの構内費用が不要となる、当社が既に接続済みの共用回線を用いる接続プラン(共用ポートプラン)もご用意しております。

 

⑤AWS Direct Connect冗長化

AWS Direct Connectは、冗長構成での接続をサポートしています。冗長性が必要な場合は、複数の接続回線を構築することで、万が一の障害時にはBGPプロトコルによりもう一方の回線に自動で切り替わります。
AWS Direct Connectの東京・大阪双方の接続ポイントを利用して、地理的に大きく離れた冗長構成で、冗長性・耐障害性に優れた接続回線を構築することも可能です(当社AWS接続サービスでご提供可能です)。

 


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