Google Cloud Platformに接続するには
Google Cloud Platformとは
Google Cloud Platform(GCP)はGoogleが提供しているクラウドサービスの総称です。
Google各種サービスで使われているものと同じテクノロジーやインフラを使用して、お客様のオンプレミス環境をクラウド化できます。
クラウドコンピューティング、ストレージ、データベース、分析ツール、アプリケーションといった多種多様なサービスが提供されています。
GCPに接続するには
GCPをビジネスで利用する際は、Googleから提供されているエンタープライズ向けネットワークサービス「Google Cloud Interconnect」を用いることで、GCPとお客様オンプレミス環境との間のネットワークについてコストやセキュリティの面で優れた接続を実現することができます。Google Cloud Interconnectはさまざまな接続要件に対応したサービスを提供しており、主要なサービスとして「Cloud VPN」「Partner Interconnect」「Dedicated Interconnect」「Carrier Peering」の4つがあります。各接続方法の違いについては下記表及び各ネットワークサービスの特徴をご覧ください。
GCPへの接続方法一覧
Googleの サービス名称 |
インターネット 接続 |
Google Cloud Interconnect | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
Cloud VPN | Partner Interconnect |
Dedicated Interconnect |
Carrier Peering |
|||
提供帯域 | ― | ~3Gbps | 50Mbps ~10Gbps |
10Gbps ~200Gbps |
10Mbps ~1Gbps |
|
通信帯域 | ベストエフォート | ベストエフォート | 帯域確保 | 帯域確保 | ||
セキュリティ | 低 | 中 | 高 | 中 | ||
コスト | 回線にかかる 費用 |
安価 | 安価 | やや高価 | 高価 | 高価 |
接続用ルータ等 | 安価 | やや高価 | 安価 | 高価 | やや高価 | |
Google Cloudからの データ転送料 |
高価 | 高価 | 安価 | やや安価 |
Googleの各ネットワークサービスの特徴
Googleのネットワークサービス毎の特徴や推奨利用方法について説明します。適切な接続方法を選択することでセキュリティの強化や、大量のデータ通信の実現、通信費の削減をすることができます。
インターネット接続
- 接続方法
- インターネット回線を使用してGCPと接続
- 推奨ユーザ
- 初期導入コストが低く、GCPの検証を行う方や個人で使う方向け
- 特徴
- セキュリティリスクがあり、データの通信速度は保証されないため、ビジネス利用の場合は考慮が必要
Cloud VPN
- 接続方法
- IPsec VPNを使用してGCPのVPCネットワークと接続
- 推奨ユーザ
- セキュリティに考慮しつつ、GCPを小規模で使う方向け
- 特徴
- 通常のインターネットよりもセキュアにデータをやり取りすることが可能
Partner Interconnect
- 接続方法
- 閉域網でGCPのVPCネットワークと接続
- 推奨ユーザ
- GCPを社内システムや基幹システムとして利用し、10Gbps以下の回線で使用する方向け
- 特徴
- GCPからのデータ転送料を安価にでき、閉域網のためセキュアに接続することが可能
Dedicated Interconnect
- 接続方法
- 閉域網でGCP のVPCネットワークと接続
- 推奨ユーザ
- GCPを10Gbps以上の回線を利用されるような大規模で使う方向け
- 特徴
- 大量のデータ転送を安価かつ、閉域網のためセキュアに接続することが可能
Carrier Peering
- 接続方法
- サービスプロバイダー経由でGCPと接続
- 推奨ユーザ
- G Suiteアプリケーションを利用される方に適している
- 特徴
- インターネット接続よりも、GCPからのデータ転送料が安価
- Google、Google Cloud、Google Cloud Platform、GCPおよびG Suiteは、Google LLCの商標または登録商標です。
- その他記載されている会社名、製品名、サービス名、ロゴ等は各社の商標または登録商標です。