Oracle Cloudに接続するには
Oracle Cloudとの接続方法
Oracle Cloudに接続するには、大きく分けて2種類の方法があります。FastConnectおよび広域イーサネット・専用線を利用するパターンと、インターネットを利用するパターンです。インターネットを利用した接続の場合、ベストエフォートとなるため通信速度が安定せず、時間帯やデータ量によっては通信速度の低下が発生する可能性があります。一方、広域イーサネットや専用線を利用した場合、お客様拠点側およびOracle Cloud側で帯域確保ができますので、いつでも快適な通信が可能です。接続方法に応じてデータ転送料などに違いがありますので、Oracle Cloudの利用用途や予算感などから接続方法を検討することが必要です。
接続方法 | FastConnect | インターネット | |||
---|---|---|---|---|---|
プライベート・ピアリング | パブリック・ピアリング | VPN接続 | 暗号化通信(SSL等) | ||
速度 | 帯域確保 | ベストエフォート | |||
セキュリティ | VCN※1に閉域で接続 (IPv4プライベート・アドレスを使用) |
パブリック・サービスに接続 (IPv4パブリックIPアドレスを使用) |
暗号化トンネルによる仮想閉域網 | SSL等によるVMごとの暗号化通信 | |
コスト | 回線 | 専用線、帯域の利用料 | インターネット利用料 VPN接続費用 VPNルータ費用 |
インターネット利用料 | |
データ転送料 | 安価 | 値引きあり※2 | 高価 |
接続方法 | FastConnect | ||
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プライベート・ピアリング | パブリック・ピアリング | ||
速度 | 帯域確保 | ||
セキュリティ | VCN※1に閉域で接続 (IPv4プライベート・アドレスを使用) |
パブリック・サービスに接続 (IPv4パブリックIPアドレスを使用) |
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コスト | 回線 | 専用線、帯域の利用料 | |
データ転送料 | 安価 |
接続方法 | インターネット | ||
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VPN接続 | 暗号化通信(SSL等) | ||
速度 | ベストエフォート | ||
セキュリティ | 暗号化トンネルによる仮想閉域網 | SSL等によるVMごとの暗号化通信 | |
コスト | 回線 | インターネット利用料 VPN接続費用 VPNルータ費用 |
インターネット利用料 |
データ転送料 | 値引きあり※2 | 高価 |
※1 Virtual Cloud Network:Oracle Cloud Infrastructureごとの専用ネットワーク
※2 アウトバウンド・データ転送は1ヶ月あたり10TBまで無償
FastConnectとの接続パターン
FastConnectとの接続には3つのパターンがあります。Oracle Cloudまでの接続回線を提供するOracleプロバイダーもしくはサードパーティプロバイダとの契約、またはOracleとの直接契約によってOracle Cloudとの接続が実現できます。
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Oracleプロバイダーを使用
お客様拠点やデータセンターからOracleプロバイダーの接続拠点までの接続回線、およびOracle Cloudとの接続についてお客様がOracleプロバイダーと契約するパターンです。
OracleプロバイダーであるTOKAIコミュニケーションズが提供する接続サービスの詳細はサービス概要をご覧ください。
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Oracleとのコロケーション
Oracle Cloudと接続可能なデータセンター内にお客様のコロケーションスペースがあり、Oracle Cloudとの接続についてお客様がOracleと直接契約するパターンです。
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サードパーティプロバイダーを使用
Oracleプロバイダー以外の回線を利用している場合に、その事業者とOracleプロバイダー間の契約によってOracle Cloud接続が可能となるパターンです。
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